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中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーのさきがけ読書録

このブログは、中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーの就職21年目の仕事人(ビジネスマン)の読書録等です。現在、中小企業診断士、東海地域の某大学院(MBA)、行政書士(試験合格のみ)、AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ビジネス実務法務2級、ビジネスマネジャー、初級システムアドミニストレータなどの資格を取得しています。

僕は君たちに武器を配りたい(瀧本哲史氏著書)

投資家、京都大客員准教授の瀧本哲史氏が、2019年(令和元年)8月に亡くなられたそうです。
ご冥福をお祈りいたします。

瀧本氏とは面識はありませんが、投資家、京都大客員准教授として、若者向けの情報発信を積極的にされていたり、複数の仕事を通じて、今後の新しい働き方を実践されていたり、まだまだやりたいことがあったと思いますし、多くの方に期待されていたと思いますので、残念に思います。

瀧本氏の著書では、『僕は君たちに武器を配りたい』が印象に残っています。

瀧本哲史『僕は君たちに武器を配りたい』講談社、2011

著者は本書で、資本主義の世界で、稼ぐことができるのは次の6タイプであると述べています。
1.トレーダー…商品を遠くに運んで売ることができる人
2.エキスパート…自分の専門性を高めて、高いスキルによって仕事をする人
3.マーケター…商品に付加価値をつけて、市場に合わせて売ることができる人
4.イノベーター…まったく新しい仕組みをイノベーションできる人
5.リーダー…自分が起業家となり、みんなをマネージ(管理)してリーダーとして行動する人
6.インベスター(投資家)…投資家として市場に参加している人

しかし、コモディティ化が進む現在の社会では、会社から与えられた商品を販売している多くの営業マンが分類される「トレーダー」、ある時期に特定の専門知識を身に付けても、ニーズが社会変化に伴い消えると知識の必要性が一気に消滅してしまう「エキスパート」は生き残っていくことが難しくなると述べています。

また、「英語・IT・会計知識」の勉強は、あくまで「人に使われるための知識」であり、そのような「奴隷の勉強」に時間をかけず、人類が歩んできた歴史や、過去の叡智の結晶である哲学、芸術、文学、自然科学全般について幅広い分野の学問領域を横断的に学ぶことにより、「物事をさまざまな角度から批判的に考える能力」「問題を発見し解決する能力」「多様な人々とコミュニケーションする能力」「深い人格と優れた身体能力」を身に付け、自由人になるための「リベラル・アーツ(教養)」を学ぶべきと述べています。

「物事をさまざまな角度から批判的に考える能力」「問題を発見し解決する能力」「多様な人々とコミュニケーションする能力」は、どのような職種であっても必要な能力であると思いますし、社会を変革していく人材と言える「イノベーター」「リーダー」にとっても重要な能力であると思います。

新しい能力を習得するためには、相応の時間がかかりますが、大学時代にもっと時間をかけて習得すべきだったと後悔するのではなく、これからの時代は、年齢に関係なく、必要と思ったときに、時間を捻出して、新しい能力を習得していくことが重要だと思います。
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伝え方が9割&伝え方が9割2

先日、
佐々木圭一『伝え方が9割』ダイヤモンド社、2013
佐々木圭一『伝え方が9割2』ダイヤモンド社、2015
を読みました。

著者は、自身の経験から、
「伝え方には技術があり、共通のルールがある」
「感動的なコトバは、つくることができる」
ことを発見し、本書を書いたと述べています。

詳細は、本書をお読みいただければと思いますが、
例えば、『「ノー」を「イエス」に変える3つのステップ』として、
1.自分の頭の中をそのままコトバにしない
2.相手の頭の中を想像する
3.相手のメリットと一致するお願いをつくる
を事例を踏まえて紹介しています。

その他に、
『「イエス」に変える7つの切り口』
『「強いコトバ」をつくる5つの技術(「伝え方が9割2」では3つの技術が追加され8つの技術)』
などが紹介されています。

いずれも、すぐに実践で役立ちそうな内容で、お薦めです。
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思考は現実化する

先日、ナポレオン・ヒル著、田中孝顕訳『携帯版 思考は現実化する』きこ書房、2005を読みました。

『思考は現実化する』は、自己啓発書の原典(原点)とも言われている書籍です。
一読すると、この数十年間で発行されている自己啓発書に書かれている内容のいくつかは、『思考は現実化する』ですでに書かれている内容であることがわかります。

『思考は現実化する』は、1908年に、雑誌記者だったナポレオン・ヒルが、当時すでに世界の鉄鋼王であったアンドリュー・カーネギーにインタビューする機会を得たことがすべての始まりでした。
カーネギーはナポレオン・ヒルに『もし私がこの「成功哲学」を一つのプログラムにする仕事を頼んだら、君はどうするかね。もちろん、協力者や君がインタビューすべき人たちには、紹介の手紙を書いてあげよう。とりあえず500名だ。この成功プログラムの編集には20年間が必要だが、その間、君はこの仕事をやる気があるかね。イエスかノーで答えたまえ』
と提案し、ナポレオン・ヒルは快諾します。
20年後(1928年)、ナポレオン・ヒルは約束どおり「成功へのノウハウ」をプログラムとして体系化させます。
さらに、プログラム実践者で成功者の一人でもある、W・クレメント・ストーンとともに、より現代にマッチした実践的な内容に改訂がされています。

『携帯版 思考は現実化する』は、500頁を超える書籍ですが、提示されている内容はシンプルであり、その提示している内容を説明するための事例に文量が費やされています。

■人間は自分が考えているような人間になる

■成功ノウハウをどう実生活に活用するか
1.明確な目標を持つ
2.プラスアルファの努力…業務を果たすことだけで満足するのではなく、常にそれよりも多くのことを、期待されているよりも、もっと効果的に行う
3.調和の精神…さまざまな感情を完全に調和させ、明確な目標に到達するため、障害を取り除く
4.信念の現実化
5.自己規律
6.自然の法則

■願望実現のための6カ条
1.あなたが実現したいと思う願望をはっきりさせること
2.実現したいと望むものを得るために、あなたはその代わりに何を差し出すのかを決めること
3.あなたが実現したいと思っている願望を取得する最終期限を決めること
4.願望実現のための詳細な計画を立てること
  そして、まだその準備ができていなくても、迷わずにすぐに行動に移ること
5.実現したい具体的願望、そのための代償、最終期限、そして詳細な計画、以上4点を紙に詳しく書くこと
6.紙に書いたこの宣言を、1日に2回、起床直後と就寝直前に、なるべく大きな声で読むこと


あとは、本書に書かれている内容を実行し、思考を現実化させるかどうかだと思います。
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2019年を迎えて(重要事項を優先する)

明けましておめでとうございます。

今年(2019年)は、「重要事項を優先する」を意識していきたいと考えています。

これまで、やらなければならない仕事について、単に対応するだけでなく、期待されている以上の成果が出せるように取り組んできました。
この積み重ねによって一定程度の成果や評価、信頼を得てきたと考えていますが、どうしてもオーバーワークとなり、それが体調にも影響を及ぼすことになるのではないかと考えています。

私たちの仕事を始めとした活動は、緊急度と重要度という二つの軸によって、四つの領域に分けることができます。
「緊急かつ重要」「緊急でないが重要」「緊急であるが重要でない」「緊急でなく重要でもない」

仕事を始めとした活動に対して、すべて期待されている以上の成果が出せるように取り組むのではなく、「緊急かつ重要」はもちろんですが、「緊急でないが重要」であることにも注力し、「緊急であるが重要でない」ことを断るか省力的に対応するという選択をしていきたいと考えています。


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定年後(楠木新氏)

先日、楠木新『定年後』中公文庫、2017を読みました。

本書は、「人生は後半戦が勝負」、「終わりよければすべてよし」という考え方をもとに、他の書籍で取り上げられているお金や健康のほかに重要になると思われる家族や地域社会との関係に着目して、充実した定年後を検討するための素材を提供しています。

私も同様ですが、仕事を始めてから40歳になるまでは、会社や社会に適用するために、社会のルールや仕事を覚えることに意識と時間を使ってきたように思います。

しかし、社会人の後半戦でもあり、人生の後半戦とも言える40歳を超えてからは、社会や社内での自分の位置づけ、最終的に行きつく先も見え始め、仕事中心の生き方をどうするか、定年後も含めて何をしていくかについて考え始めました。

本書では、お世話になった元上司や先輩の訃報に接することで、普段は意識することのない人生のゴール、死を意識し始め、若いうちの積み立て型の時期から、40代半ばを過ぎて逆算型の時期に移行していくことを説明しています。

自分の人生の後半戦について、まだまだ先だと思いつつ、これまで働いてきた約20年を考えると、実はこれからもあっという間に過ぎ去るのではないかという驚きというか不安も感じつつ、10~12年単位の仕事の目標だけではない人生の後半戦も考えていくきっかけとなる書籍だと思いました。

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