中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーのさきがけ読書録

このブログは、中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーの就職19年目の仕事人(ビジネスマン)の読書録等です。現在、中小企業診断士、東海地域の某大学院(MBA)、行政書士(試験合格のみ)、AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ビジネス実務法務2級、ビジネスマネジャー、初級システムアドミニストレータなどの資格を取得しています。

上弦の月を喰べる獅子(夢枕獏氏)

先日、夢枕獏『上弦の月を喰べる獅子(上・下)』ハヤカワ文庫、2011を読みました。

本書は、進化と神仏の物語です。

主人公は、螺旋収集家の二人であったはずが、いつの間にか一人になっており、そして、二人が一人になった理由とその結末は最後に明らかにされます。

小説の序盤は、螺旋収集家という不思議な人物の描写が退屈で、読む速度もなかなか上がらなかったのですが、小説の中盤から、不思議な空間での螺旋、進化、神仏が絡み合った話に引き込まれ、あっという間に最後まで読み進みました。

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テーマ:SF小説 - ジャンル:本・雑誌

風の谷のナウシカ(アニメージュコミックスワイド判)

先日、宮崎駿『風の谷のナウシカ(1)~(7)(アニメージュコミックスワイド判)』徳間書店、1994を読みました。

映画『風の谷のナウシカ』が公開されたのは、1984年でした。

本書は、宮崎駿氏が1982年~1994年に徳間書店のアニメ情報誌『アニメージュ』で連載された作品です。

本書を読むと、映画の『風の谷のナウシカ』は、本書の一部を編集加工した簡易版であることが分かります。

世界観や腐海の森、王蟲(オーム)をはじめとした様々な蟲(むし)などは、映画と漫画で大きな違いはないようにも思いますが、巨神兵の役割やこの世界に存在するトルメキアと土鬼(ドルク)という敵対する二大列強国の間で勃発した「トルメキア戦役」、王位(皇位)継承権を巡る権力闘争などは、映画では描かれていない話です。

現在読んでも古さを感じさせないのは、自然と科学文明の対立、文明の破壊と再生などの普遍的なテーマであるからなのか、現状が『風の谷のナウシカ』の世界観に近づいているからなのかは、わかりませんが、10代、20代、30代などそれぞれの年齢で読むと、また新たな発見や視点が見えてくるから不思議です。

映画『風の谷のナウシカ』を見たことがある方も、本書のアニメ『風の谷のナウシカ』は、お薦めです。

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テーマ:スタジオジブリ - ジャンル:映画

宇宙の誕生と終焉

先日、松原隆彦『宇宙の誕生と終焉』サイエンス・アイ新書、2016を読みました。

本書は、宇宙の始まりから宇宙の構成、そして、宇宙の終焉について、科学的に明らかになっていることと、まだ科学的に明らかになっていない仮説などを説明しています。

宇宙が138億年前に始まったと言われるが、宇宙の始まりと言われるビッグバン理論は、宇宙の始まりそのものに関する理論ではなく、宇宙が猛烈に熱い火の玉のような状態から始まったことを説明する理論であること。
宇宙の構成成分は、原子などのよく分かっている割合は5%程度であり、ダークマター(26%)、ダークエネルギー(69%)は正体不明であること。
宇宙の終焉については、科学的に確実なことは言えず、宇宙が永遠に膨張を続けるのか、いずれ収縮に向かい潰れてしまうのかはいくつかの仮説にすぎないこと。

これらは、非常に興味深い内容でしたが、一方で、宇宙の始まりの前はどうなのか?そのとき我々はどうだったのか?宇宙の終わりがあるとすれば、そのとき我々はどうなるのか?など時間のスケールが長すぎて、かつ、考えても結論を得られないことに、怖さも感じました。
そもそも宇宙の始まりや終焉は、科学的に追及すべき意義のあることであると思いつつも、科学の世界ではなく、宗教の世界であることの方が、心の安定が図られるのかもしれないと思いました。

テーマ:宇宙 - ジャンル:本・雑誌

M8&TSUNAMI&ジェミニの方舟

先日、高嶋哲夫の
『M8(エムエイト)』集英社、2004
『TSUNAMI(津波)』集英社、2005
『ジェミニの方舟』集英社、2008
を読みました。

この3部作は、登場人物や時間のつながりがあります。

『M8(エムエイト)』は、東京をマグニチュード8の首都直下型地震が襲うという設定です。
『TSUNAMI(津波)』は、東海地震、東南海地震、南海地震が連続して襲い、史上最大の津波が襲来するという設定です。
私が住んでいる愛知県も主要な舞台の一つとなります。
『ジェミニの方舟』は、『M8(エムエイト)』と『TSUNAMI(津波)』の間の時期に東京を2つの台風が合体した超大型台風が襲われるという設定です。

地震や台風などの自然災害は、確実にやってきます。
東海地震は、私が小さい頃から、近いうちに発生してもおかしくないと言われ続けています。

しかし、東京や名古屋のような大都市圏で地震や大型台風が発生した場合の具体的なイメージは、持てていない方が多いのではないかと思っています。

本書は、発生して欲しくはないのですが、小説という形で具体的なイメージを我々に伝えてくれています。
印象が強過ぎて、準備をしても無駄ではないかとの印象を持つ方もいるかもしれませんが、「備えあれば憂いなし」というように、具体的なイメージを持つことで、具体的な備えができるのではないかと考えました。

  

テーマ:ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル:本・雑誌

機動戦士ガンダムUC(小説)

先日、福井晴敏著、矢達肇、富野由悠季原案『機動戦士ガンダムUC(1)~(10)』角川スニーカー文庫、2011を読みました。

本書は、このブログでも紹介しました小説版『機動戦士ガンダム』『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ガンダムZZ』『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の小説「ガンダム」シリーズの紹介第5弾です。

「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」の世界は、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から3年後の宇宙世紀0096、後に「ラプラス戦争」と呼ばれることになる騒乱が主な舞台となりますが、『機動戦士ガンダム』のはるか以前の宇宙世紀元年に起こったラプラス事件のテロから100年にわたる宇宙世紀の物語となっています。

「それが開かれる時には連邦政府が滅びる」と言われる「ラプラスの箱」、
その箱の鍵となる「ユニコーンガンダム」、
「シャアの再来」と呼ばれる仮面をつけたネオ・ジオン軍のフル・フロンタル、
政財界に絶大な影響力を持つ「ビスト財団」、
連邦政府初代首相でラプラス事件で非業の死を遂げたリカルド・マーセナスを輩出した名門政治家一族マーセナス家など
本書では、『機動戦士ガンダム』『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』などで描かれた地球連邦軍、ジオン公国、反地球連邦組織「エゥーゴ」、ネオ・ジオン、「袖付き」と通称されるネオ・ジオン残党軍、ジオン共和国の争いの背景ともいえる、宇宙世紀100年の人類の歴史を描いた作品だと感じました。

「ガンダム」シリーズは、現在の世界情勢や、企業の経営や戦略、組織について考える良い素材だと思います。
お勧めです。
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福井 晴敏

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テーマ:機動戦士ガンダムシリーズ - ジャンル:アニメ・コミック

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