![]() | 元銀行支店長が教える銀行の急所―ここを攻めるとこんなに得する (2006/11) 佐藤 一郎 商品詳細を見る |
佐藤一郎『元銀行支店長が教える銀行の急所』東洋経済新報社、2006を読みました。
書名にあるとおり、著者の佐藤氏は、銀行の支店長を経験したのち、金融コンサルタント会社に勤め、2005年に金融コンサルタントとして独立し活躍されている方です。
本書は、銀行の支店長経験者が書いているだけあって具体的な記述が多いように思います。
金融機関取引の大きな流れの変化から話を始め、
新規融資開拓先に選らばれる具体的方法、
新規の金融機関との折衝方法、
貸出審査の際に銀行が何を見ているのか、
銀行員は決算書のどこを見ているのか、
金利引き上げ要請に対する対応などの具体的な方法を説明し、
最後に経営者に対する3つのアドバイスで締め括っています。
経営者の方や経理部長や会計参与など金融機関と直接交渉されている方には参考になる点も多いのではないでしょうか。
現在、金融機関に勤めている方のご意見が聞けると大変良いのですが、コメントしていただくのは難しいでしょうね(苦笑)
なお、本書に記載のあった資料のうち、私の備忘録も兼ねて、いくつかリンクを掲載しておきます。
■中小企業白書(中小企業庁)
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/
■中小企業庁『中小企業実態基本調査』
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/kihon/index.htm
■金融庁「金融検査マニュアル」「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」
http://www.fsa.go.jp/common/law/index.html
■有限責任中間法人CRD協会HP(経営自己診断システム)
http://www.crd-office.net/CRD/index2.htm
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