中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーのさきがけ読書録

このブログは、中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーの就職19年目の仕事人(ビジネスマン)の読書録等です。現在、中小企業診断士、東海地域の某大学院(MBA)、行政書士(試験合格のみ)、AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ビジネス実務法務2級、ビジネスマネジャー、初級システムアドミニストレータなどの資格を取得しています。

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奇貨居くべし(宮城谷昌光氏歴史小説)

奇貨居くべし―春風篇 (中公文庫)奇貨居くべし―春風篇 (中公文庫)
(2002/02)
宮城谷 昌光

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『奇貨(きか)居(お)くべし』とは、史記(呂不韋伝)に出てくる中国の故事です。
「珍しい品物だから、今買っておいて後日利益を得るのがよいという意味で、得がたい機会が巡ってきたら逃さず利用しなければならないということ。好機を逸してはならない。」
という意味です。

この故事のもとになった呂不韋(りょふい)を主人公にした小説が、
宮城谷昌光『奇貨居くべし(1)~(5)』中公文庫、2002
です。

呂不韋(りょふい)は、秦の始皇帝の父ではないかという説もある人物です(小説でもこのあたりの経緯が書かれています)。
一商人から秦の宰相にまでのぼりつめ、学者を優遇し、「呂氏春秋」を編纂した人物です。

故事は、呂不韋がまだ商人だった頃、趙(ちょう)の人質となっていた子楚(始皇帝の父)を庇護し、その功により秦の丞相になったことからきています。

「困難を避けると、いつまでたっても自分というものがわからない。そのあいまいさと同居している自分が、的確な判断をくだせるわけがない。困難と格闘すれば、その困難に勝とうが負けようが、心身の力をせいいっぱいふるったことで、目的や対象との距離があきらかになり、自分の能力の限界を描き出せる。」
「自分の努力や営為が死によってついえてしまうのであれば、つまらない。むしろ、自分が生きたということが、死によって活かされるべきであろう。」
「人ははじめから広い世界をもっているわけではない。~(中略)~。だから凡夫は、すぐれた人に遭って、目をひらいてもらわねばならない。」

『奇貨居くべし』を読むと、人はすぐれた人に出逢い、その良さを学び、自分なりの考えをもち、夢の実現に向かって進むことができると思えます。
司馬遼太郎『竜馬がゆく』『坂の上の雲』などを読んでいるときも同じことを考えたような気がします。
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テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

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