中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーのさきがけ読書録

このブログは、中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーの就職19年目の仕事人(ビジネスマン)の読書録等です。現在、中小企業診断士、東海地域の某大学院(MBA)、行政書士(試験合格のみ)、AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ビジネス実務法務2級、ビジネスマネジャー、初級システムアドミニストレータなどの資格を取得しています。

葬式は、要らない(島田裕巳氏)

先日、島田裕巳『葬式は、要らない』幻冬舎新書、2010を読みました。

本書は、日本人の葬式費用が平均200万円以上しており、外国と比較すると非常に高額になっている点について、葬式仏教の歴史や世間体、見栄、名誉を踏まえて分析しています。

また、近年急速に変わりつつある葬式について、
近親者だけで行う規模の小さな葬儀である「家族葬」や、
近親者だけで通夜を行い、その後遺体を直接火葬場に運び荼毘にふす「直葬」
などについて説明もしています。


戦後の核家族化、農村から都市部への労働力の移動、都会を中心としたサラリーマン家庭の増加などは、今後、高齢化社会の進展によって、必然的に死亡者の増加につながり、葬式、墓、宗教のあり方を大きく変えようとしているのではないかと思います。

葬儀や墓については、何となくお金がかかるという印象はあるものの、
1.費用の相場が分からない
2.葬祭業者の比較ができない
3.準備のための時間が限られる
というのが現状ではないかと思います。

また、生前から時間をかけて考えておく方が良いかもしれないと思いながら、
1.自分の死について考えることに抵抗がある
2.自分の親の死後のことを事前に相談しづらい
3.話題にすると現実になってしまうので、話題にしないという「言霊信仰」の考え
などによって、検討しづらい雰囲気があるようにも思います。


生命保険や損害保険を見直すための相談窓口をビジネスとして行う業者が増えてきていますが、葬儀や墓について、複数の業者を比較できる事前相談窓口は、なかなかビジネスになっていません。
ビジネスにならないのは、互助会の存在による部分も大きいと思われますが、生命保険や損害保険と同様に、10年前は考えられなかった業界変化が起こる可能性はあるのではないかと考えています。

本書は、葬儀や墓について考えてみるきっかけになる書籍だと思います。
お勧めです。

葬式は、要らない (幻冬舎新書)葬式は、要らない (幻冬舎新書)
(2010/01/28)
島田 裕巳

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テーマ:ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル:本・雑誌

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