中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーのさきがけ読書録

このブログは、中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーの就職19年目の仕事人(ビジネスマン)の読書録等です。現在、中小企業診断士、東海地域の某大学院(MBA)、行政書士(試験合格のみ)、AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ビジネス実務法務2級、ビジネスマネジャー、初級システムアドミニストレータなどの資格を取得しています。

マンチュリアン・リポート(浅田次郎氏中国歴史小説)

先日、浅田次郎『マンチュリアン・リポート』講談社、2010を読みました。

本書は、以前このブログでも紹介した『蒼穹の昴(そうきゅうのすばる)』『珍妃の井戸』『中原の虹(ちゅうげんのにじ)』の続編として書かれた小説です。

本書は、日本(関東軍)による「張作霖爆殺事件」について書かれています。

『中原の虹』の最後で書かれていたように清王朝の衰退に伴い東三省で勢力拡大した張作霖は、中国内地への進出を図り、北京に入城し大元帥への就任を宣言します。
しかし、その後、蒋介石率いる国民党や日本との関係が悪化した張作霖は、北京から本拠地である満州(奉天、瀋陽)へ列車で引き上げることにします。

その引き上げる途上にいた張作霖の乗る特別列車が、奉天(瀋陽)近郊、皇姑屯(こうことん)の京奉(けいほう)鉄道線と南満州鉄道線の立体交差地点を通過中、上方を通る南満州鉄道線の橋脚に仕掛けられていた黄色火薬が爆発し、列車は大破炎上し、交差していた鉄橋も崩落し、張作霖は死亡してしまいます。

本書では、事実調査をレポートで提出することを命じられた志津陸軍中尉の「満州報告書(マンチュリアン・リポート)」の章と、張作霖が乗っていた西太后のお召し列車である「鋼鉄の独白」の章が交互に語られる形式になっています。


『中原の虹(ちゅうげんのにじ)』の紹介ブログでも書きましたが、張作霖については、高校の歴史の授業で、日本(関東軍)による「張作霖爆殺事件」、その後の満州事変につながる出来事の一つとして簡単に書かれていた記憶しかありませんでした。

本書は歴史小説ですので、創作部分も多くあると思いますが、私が高校で勉強した歴史の背景を理解するのに大いに役立ち、かつ、面白く読み進めることができました。
『中原の虹(ちゅうげんのにじ)』と合わせて読むことをお勧めします。

マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし)マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし)
(2010/09/17)
浅田 次郎

商品詳細を見る

テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

FC2Ad