中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーのさきがけ読書録

このブログは、中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーの就職19年目の仕事人(ビジネスマン)の読書録等です。現在、中小企業診断士、東海地域の某大学院(MBA)、行政書士(試験合格のみ)、AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ビジネス実務法務2級、ビジネスマネジャー、初級システムアドミニストレータなどの資格を取得しています。

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統計学が最強の学問である(西内啓氏)

先日、西内啓『統計学が最強の学問である』ダイヤモンド社、2013を読みました。

著者は、
「どんな分野の議論においても、データを集めて分析することで最速で最善の答えを出すことができる」
「ほとんどすべての学問に関わる学者は統計学を使わざるを得ない時代がすでに訪れている」
「仮説を検証しようとすれば、統計学の知識を用いて適切なデータを取り、解析することは避けることができない」
などの理由から統計学が重要な学問であるということを本書で説明しています。

これまで私は、統計学というと、経済分析を行うための計量経済学を思い浮かべていたのですが、本書では、統計学の領域として、計量経済学以外に
・実態把握を行う社会調査法
・原因究明のための疫学・生物統計学
・抽象的なものを測定する心理統計学
・機械的分類のためのデータマイニング
・自然言語処理のためのテキストマイニング
などを取り上げて説明しています。

医療に深く関わる疫学・生物統計学や、IQ(知能指数)などで知られる心理統計学については、説明を聞いて、恥ずかしながら確かに統計学が応用されていることを認識しました。

そもそも著者の西内氏は、医療を専門分野とされている方で、医学部で統計学を学ばれています。


また、著者は、ビッグデータなどで注目されている統計学について、
『データをビジネスに使うための「3つの問い」』が重要であることも説明しています。
 【問1】何かの要因が変化すれば利益は向上するのか?
 【問2】そうした変化を起こすような行動は実際に可能なのか?
 【問3】変化を起こす行動が可能だとしてそのコストは利益を上回るのか?


統計学では、統計的問題解決として、PPDACサイクルを重要視しています。
P(Problem):問題の明確化
P(Plan):実験・調査の計画
D(Data):データの収集
A(Analysis):データの分析
C(Conclusion):問題の解決

私の理解では、統計学と聞くと、一般的にはデータの分析に注目する傾向にあるが、実は問題の明確化や実験・調査の計画など、どのような目的で、どのようなデータを収集し解析するかというデータ分析の前段階が重要であるということです。

そして、統計学は、これまでの経験と勘に基づいた問題の解決ではなく、収集したデータをどのように解析するか、適切な比較をどのように行うのか、そして、その集計結果が、誤差を考慮したうえでも意味がある結果といえるかどうかを明らかにする強力な手段であるということです。

「統計学が最強の学問である」かどうかはともかく、統計学や統計リテラシーが今後のビジネスにおいて強力なツールになるということなのだと思います。

統計学が最強の学問である統計学が最強の学問である
(2013/01/25)
西内 啓

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