中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーのさきがけ読書録

このブログは、中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーの就職19年目の仕事人(ビジネスマン)の読書録等です。現在、中小企業診断士、東海地域の某大学院(MBA)、行政書士(試験合格のみ)、AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ビジネス実務法務2級、ビジネスマネジャー、初級システムアドミニストレータなどの資格を取得しています。

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ロスジェネの逆襲(池井戸潤氏経済小説)

先日、池井戸潤『ロスジェネの逆襲』ダイヤモンド社、2012を読みました。

『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』の半沢直樹シリーズの第3弾です。

東京中央銀行から系列子会社の東京セントラル証券に出向した半沢直樹が、IT企業の企業買収のアドバイザーとして活躍する経済小説です。

本小説に出てくる半沢直樹の印象に残ったセリフは次のとおりです。

「どんな世代でも、会社という組織にあぐらを掻いている奴は敵だ。内向きの発想で人事にうつつを抜かし、往々にして本来の目的を見失う。そういう奴らが会社を腐らせる」
「イヤなら実力で仕事を勝ち取るしかない。それができないのなら、文句をいわないでいまの仕事をこなせ。仕事は与えられるもんじゃない。奪い取るもんだ」
「オレにはオレのスタイルってものがある。人事のためにそれを変えることは、組織に屈したことになる。組織に屈した人間に、決して組織は変えられない」
「サラリーマンはーいや、サラリーマンだけじゃなくて全ての働く人は、自分の必要とされる場所にいて、そこで活躍するのが一番幸せなんだ。会社の大小なんて関係がない。知名度も。オレたちが追及すべきは看板じゃなく、中味だ」
「どんな時代にも勝ち組はいるし、いまの自分の境遇を世の中のせいにしたところで、結局虚しいだけなんだよ。ただし、オレがいう勝ち組は、大企業のサラリーマンのことじゃない。自分の仕事にプライドを持っている奴のことだけどさ」
「(世の中)いつもフェアなわけじゃないかも知れない。そこにフェアを求めるのは間違ってるかも知れない。だけど、たまには努力が報われる。だから、あきらめちゃいけないんだ」
「世の中の在り方に疑問を抱いてきたお前たちだからこそ、できる改革があると思う。そのときこそ、お前たちロスジェネ世代が、社会や組織に自分たちの真の存在意義を認めさせるときだと思うね」
「世の中を変えていけるとすれば、お前たちの世代なんだよ。失われた10年に世の中に出た者だけが、あるいは、さらにその下の世代が、これからの10年で世の中を変える資格が得られるのかも知れない。ロスジェネの逆襲がこれからはじまると俺は期待している。だが、世の中に受け入れられるためには批判だけじゃだめだ。誰もが納得する答えが要る」
「仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。そういう連中が増えれば、当然組織も腐っていく。組織が腐れば、世の中も腐る」

「ロストジェネレーション(ロスジェネ世代)」とは、直訳すれば「失われた世代」という意味です。
朝日新聞が命名したようですが、日本のバブル経済崩壊後の就職難の時代に学校を卒業し、就職活動をした世代を意味します。
具体的には、昭和40年代後半から50年代前半の生まれの世代です。

本書にも出てきますが、「ロスジェネ世代」からすると、半沢直樹の世代でもある「バブル世代」と比較して、バブル崩壊後の就職難の時代に何とか就職してみると、バブル景気で大した能力もないくせに大量採用されたバブル世代を食わすために、働かされ、虐げられているという意識も強いようです。

しかし、本当は世代の問題ではないように思います。

どのような世代であっても、誇りやプライドを持って輝いて仕事をしている人もいれば、最低限の仕事だけして、そこそこの給料をもらえればいいという意識で仕事をしている人もいます。

価値観の違いですので、どちらが正しい、間違っているという問題ではないと思いますが、私は、組織を変え、社会を変える仕事ができる人財でありたいと思っていますし、そういった人財が評価される組織、社会であって欲しいと思いますし、そういった組織が少しでも増えて、社会が変わっていくための努力をしたいと思っています。

負けるな自分です。

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