中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーのさきがけ読書録

このブログは、中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーの就職19年目の仕事人(ビジネスマン)の読書録等です。現在、中小企業診断士、東海地域の某大学院(MBA)、行政書士(試験合格のみ)、AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ビジネス実務法務2級、ビジネスマネジャー、初級システムアドミニストレータなどの資格を取得しています。

グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた(辻野晃一郎著)

先日、辻野晃一郎『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』新潮社、2010を読みました。

著者の辻野氏は、書名にもあるようにソニーのVAIOデスクトップPCの事業責任者、コネクトカンパニーでのウォークマンのiPod対抗の責任者を経て、グーグルの日本法人代表取締役社長を勤められた方です。

ソニーとグーグルでの経験を踏まえた本書の記述で印象に残ったのは、次の事項です。

「製造業において世界的な大企業を多く生み出した日本は、工場出荷前に製品の品質を出来る限り高める発想と仕組みで圧倒的に世界に先じた。
しかしながら、「瑕疵がない、壊れない、壊れにくい」ことを前提としたモノ作りの体質は、スピードが求められるネット関連製品においては、必ずしも合理的とは言えなくなった。
製品出荷後に問題が起きても、それをネット経由で修復できる場合は、むしろ割り切って出来るだけ早い段階で出荷し、走りながらユーザーの力を利用して製品の完成度を継続的に上げていく方が合理的と言える。」

「人間は、あまりにも忙しすぎると、自分のやっている仕事の本質的な意味を忘れてしまう傾向がある。
目標の達成に向けて忙しければ忙しいほど、能率の追求を優先して、目標それ自体の意味や内容を考えるスタンスが失われていく。
そのため、グーグルでは、勤務時間の2割を本業以外の好きなテーマに使える20%ルールを実施している。」

本書を読むと、新しい技術やビジネスモデルを生み出すための普遍的な経営姿勢や考え方がある一方で、外部環境の変化を先取りして経営を変えていかなければ衰退は避けられないということを感じました。

テーマ:ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル:本・雑誌

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