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中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーのさきがけ読書録

このブログは、中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーの就職21年目の仕事人(ビジネスマン)の読書録等です。現在、中小企業診断士、東海地域の某大学院(MBA)、行政書士(試験合格のみ)、AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ビジネス実務法務2級、ビジネスマネジャー、初級システムアドミニストレータなどの資格を取得しています。

疾駆する夢

先日、佐々木謙『疾駆する夢』小学館、2002を読みました。

本書は、多門自動車とい架空の自動車メーカーが、戦後の焼け野原に会社を設立してから、西暦2000年の役員会において、「2002年をめどに、本社をアメリカ合衆国に移す」ことを決定するまでの軌跡を通じて、戦後の日本の自動車産業の成長を描いています。

具体的には、戦後、オート三輪の生産からはじめて、乗用車生産に移っていく過程、ルマン24時間耐久レースへの出場(1960年)と乗用車輸出の開始、マスキー法(アメリカの自動車の排出ガス規制)への対応(1970年)、日米自動車貿易摩擦と対米進出の決断(1980年)などが実際の日本の自動車メーカーであるトヨタ、ホンダの対応とあわせて描かれており、会社の社史や自動車産業の歴史が書かれた書籍よりも熱気が感じられます。

小説の後半の創業者であり主人公の多門大作の追放クーデター(1988年)と1994年の社長復帰、その後の経営回復が、それまでの文章量と比べると非常に薄いのが残念ですが、読み応えのある小説でお薦めです。

 
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