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中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーのさきがけ読書録

このブログは、中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーの就職20年目の仕事人(ビジネスマン)の読書録等です。現在、中小企業診断士、東海地域の某大学院(MBA)、行政書士(試験合格のみ)、AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ビジネス実務法務2級、ビジネスマネジャー、初級システムアドミニストレータなどの資格を取得しています。

下町ロケット2ガウディ計画

先日、池井戸潤『下町ロケット2ガウディ計画』小学館、2015を読みました。

本書は、『下町ロケット』の続編で、TBSドラマにもなりました。

前作の『下町ロケット』では、主人公の佃航平は実家の中小企業である佃製作所を継いで、研究開発・技術開発を進めていたが、特許侵害訴訟や大型ロケットの製造開発を進める大企業である帝国重工との取引交渉などの困難に直面するという話でした。

『下町ロケット2』では、佃製作所が北陸医科大学の一村教授、福井市にある編み物会社である桜田経編の子会社であるサクラダと一緒に心臓の人工弁を開発する話です。

前作同様に、本書の中の次の台詞が印象に残っています。

「いろいろな壁が世の中にはある。楽にうまくいく仕事なんてないさ。だからといって、逃げたら何ひとつ、残らない。実績も評価もだ。」

「若い頃はともかく、だんだんと出世していって権力を持ち始めると、その魔力に取り憑かれてしまうのかも知れません」
「出世が、結果ではなく目的になってしまった人間ってのは、本来、何が大切なのかわからなくなってしまう。人命より、目の前の出世を優先するようになるんです」

「仕事に夢がなくなってしまったら、ただの金儲けです。それじゃあつまらない。」


しかし、悪者役として登場する人物の発言も一理あるという台詞が出てきます。

アジア医科大学の心臓血管外科部長である貴船教授の次の台詞です。
「医療というのはどこまでいっても、失敗による経験の蓄積、仮説と実証の繰り返しなんだ。失敗を責めたら、医療は進化しない。大病院がけしからんと、ジャーナリストが正義を振りかざしているつもりかは知らんが、それで医療が進歩するか?」


大企業と中小企業の関係、医療機器開発の課題、社員の転職と知的財産・ノウハウの移転の問題など前作同様に、研究開発型中小企業の現状と課題、そして今後の方向性を考えることもできる経済小説だと思いました。

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