ケリー・ターナー著、長田美穂訳『がんが自然に治る生き方』プレジデント社、2014
川竹文夫『幸せはガンがくれた』創元社、1995
を読みました。
現在のガンの治療は、外科手術、放射線治療、化学療法(抗がん剤)が中心となっています。
この二つの書籍でも、外科手術、放射線治療、化学療法(抗がん剤)を否定しているわけではありません。
しかし、この二つの書籍を読むと、人間の自然治癒力によって、ガンを治した(劇的な寛解に至った)事例が多くあることがわかります。
さらに、『がんが自然に治る生き方』では、1000件を超える劇的な寛解事例の分析と100人以上のインタビューから明らかになったガン治療を目指して実行した9つの実践項目の仮説を提示しています。
・抜本的に食事を変える
・治療法は自分で決める
・直感に従う
・ハーブやサプリメントの力を借りる
・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・周囲の人の支えを受け入れる
・自分の魂と深くつながる
・「どうしても生きたい理由」を持つ
また、『幸せはガンがくれた』の次のような主旨の記述は納得感がありました。
・外科手術、放射線治療、化学療法(抗がん剤)は、ガン細胞を治療するもので、ガンの原因を取り除くものではない。
・原因に手をつけていない以上、再発を完全に防止する手立てはない。
・再発を防ぐ(本当にガンを治す)には、これまでの自分自身にかかわる何かを改める必要がある。
人間の自然治癒力によってガンが治ったのは例外であり説明できないというご意見もあると思います。
しかし、そういった事例があるのであれば、データ分析や臨床試験によって議論を深めていくことも重要だと考えますし、現代医療の治療法と組み合わせることで、より良い医療の発展につながるのではないかとも思います。
自分や身近な方がガンになってしまったとき、様々な情報を集めて、どうすべきかを検討すると思います。
その情報収集、検討の素材として、この二つの書籍を加えていただくことは、有益だと思います。
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