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中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーのさきがけ読書録

このブログは、中小企業診断士&ファイナンシャルプランナーの就職21年目の仕事人(ビジネスマン)の読書録等です。現在、中小企業診断士、東海地域の某大学院(MBA)、行政書士(試験合格のみ)、AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ビジネス実務法務2級、ビジネスマネジャー、初級システムアドミニストレータなどの資格を取得しています。

エキスペリエンツ7&団塊の世代&高齢化大好機(堺屋太一氏)

エキスペリエンツ7 団塊の7人〈上〉 (日経ビジネス人文庫)エキスペリエンツ7 団塊の7人〈上〉 (日経ビジネス人文庫)
(2008/12)
堺屋 太一

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みなさんご存知のように第二次世界大戦直後に生まれた出生数が突出して大きいグループを堺屋太一氏は、「団塊の世代」と呼称しました。
私の親の世代です。

その堺屋太一氏の著書である
『エキスペリエンツ7 団塊の7人』日本経済新聞社、2005
『高齢化大好機』NTT出版、2003
そして、「団塊の世代」の呼称をはじめて使った1980年に刊行された『団塊の世代』を改版、加筆した『団塊の世代 新版』文春文庫、2005
を読みました。

『エキスペリエンツ7 団塊の7人』は、消滅の危機に迫られていた商店街を元銀行員、建築家、イベントのプロ、元商社マン、NPO代表など、知識と経験溢れる7人の団塊たち(エキスペリエンツ)が、「高齢者が歩いて暮せる街を造る」という夢を求めて再生のために活動する小説です。

堺屋太一氏の主張は、「団塊の世代の未来は決して暗くはない」という考えが基本になっています。
「官僚やマスコミが主張するように、団塊の世代の大量引退で、日本経済は活力を失い、労働力が不足し、年金財政も雇用保険も破綻するという悲観論は当たらない。
戦後の新しい現象は、ほとんど団塊の世代がはじめたものであり、団塊の世代の高齢化を、それ以前の世代の高齢者と同一視してはならない。
団塊の世代は、知識と経験と意欲を持ったエキスペリエンツなのである」
「高齢者の増加は、多額の蓄積と様々な経験と時間的ゆとりを持つ人々の消費市場の拡大であり、「年金兼業型勤労者」の大量出現でもある」
「高齢者市場の特色を考える3原則
 1.巨大である。
 「人数」、「経験・時間」、「貯金・財産」のいずれも規模が大きい。
 2.独特である。
 「学生・生徒という縛り」、「サラリーマンという縛り」、「主婦という縛り」のどれにも属さない。
 3.個性的である。
 年齢は55~100 幅広い
 収入財産はゼロから無限大
 知識・経験・技能・健康が人それぞれ違う
 自分が正しいと思う権利がある」
というものです。

マスコミ、堺屋氏、どちらの主張が正しいのかは、数年後に判明するといえます。

悲観論だけでは、道は拓けません。
高齢化社会の到来は、世代ごとの人口分布から確実に起こる未来です。
この確実に起こる未来を危機と捉えるのか、チャンスと捉えるのか、
そして、その確実に起こる未来に対してどのように対応するのかが我々に求められていると思われます。
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